走行中にドライバーが急ブレーキをかけて、クルマを停止させるまでには一定の距離が必要になります。
 ドライバーが危険を感じてアクセルペダルから足を離した瞬間から、足を踏み替えてブレーキペダルを踏み込み、ブレーキが効き始めるまでクルマは空走します。アクセルペダルから足を離してブレーキが効きはじめるまでを反応時間といいますが、平均的な反応時間は0.75秒とされており、反応時間に速度を乗じたものが、クルマが空走する距離になります。
次に、ドライバーがブレーキを踏み込んで、ブレーキが効き始めてからクルマが停止するまである程度の距離を要しますが、この距離を制動距離といいます。
そして、この空走する距離と停止するまでの距離を合わせたものが停止距離で、これは速度の二乗に比例するといわれています。
 ところで、この距離はドライバー個人の反応速度や道路の摩擦抵抗によって変わってしまう事に注意が必要です。
つまり、個人の反射神経もさることながら、漫然と運転していたり、よそ見運転をしていれば、当然空走距離は伸びてしまいますし、雨の日や氷雪路などで、路面の摩擦抵抗が極端に低下している状況下では制動距離も大きく変化してしまいます。このように、停止距離には速度が大きく関係しているといえます。

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